2017年。
冬場もキャンプ行けるようにと、冬用のテントやらストーブやらと揃えたものの、冬はスキーにばっか行っててめっきりキャンプとはご縁がなかった2017年。
板も履けなかったところから、手取り足取り献身的な父の指導により、シーズン後半には一通り降りて来られるようになった兄弟。
ショートスキーで雪にハマって溺れている父に倒して、「パパおせーよー!」などと、恩を仇で返す事も覚えて春を迎えます。
春から次男も小学生。
早いもんだなー。
長男くんは予てからの希望だったサッカークラブに入り、毎週末が練習、試合で埋まるように。
1年前に引越してきたばかりの頃と比べると、友達も増え、サッカークラブの仲間もできて、よかったかな。前の家に戻りたいって、最近は全然言わなくなったし。
家族で気軽に出かけられる時間、あと数年はあるかなーと、思っていたけどやりたい事も増えてきたし友達との時間も大切だししょうがないのかな。
とは言え、毎週末を長男のサッカーに付き合わされるのもいかがなものかだし、次男も可哀想だろうと。
相変わらず長男のサッカー練習がある週末を前にして次男に、「週末やりたい事はないのかい?」
と尋ねてみると、
「キャンプに行きたい」
うんいい答えだ。
じゃ、2人で行くか。
と思ったがしかし、ここ一年ばかし長男がずーっとイチゴ狩りに行きたいと言い続けてうっとーしかったのを思い出してしまう。
結果、次男と父チームは朝出発でキャンプイン。
長男と母チームはサッカー練習後に公共交通機関でキャンプ場最寄りまで来てもらい合流。
キャンプを楽しみ翌朝イチゴ狩り。
日曜日の練習はお休み。
と言ったプランを立ててみる。
金曜日は仕事そっちのけで、以下の条件に合致するキャンプ場を検索。
①イチゴ狩りができる(イチゴ園の選択の余地がある)エリアに近い。
②わが家からさほど遠くなく、公共交通機関でのアクセスも良好。
③兄貴がいなくても次男が楽しめる。
④予約可能。
そんなに選択肢ないみたい。
結果、茨城はつくばねオート、千葉はかずさオートに絞られます。
つくばね:距離は遠いけど、つくばエクスプレスを使えるので後から来る妻と長男チームの移動時間は短め。ただつくば駅までの送迎に少し時間がかかる。
かずさ:比較的近い。後から来る人達の移動時間は少し長いけど、東京駅からのバスがキャンプ場から5分の所に着く。
厳正な審査の結果かずさオートにお世話になりますよっと。
で、当日。
久しぶりのキャンプは、積み込み方も思い出しながらで捗らず。
11:30から入れますよーって話だったにもかかわらず、家を出たのが11時。
暖かい春の土曜日。
中央道は上りも下りも混んでるよ〜。
でも、天気もいいし久しぶりのキャンプに次男と2人テンション高めで向かいます。
が、アクアラインのトンネルを抜けると風がぴーひゅー。
海面は白波立っちゃってるし、ルーフボックス飛んでいきそう。
降水確率は見てたけど、風速は見てなかったな…
この風は海の上だけであってほしいと思いつつ車を進めますが、キャンプ場もいい風が吹いていやがります。
ま、しょうがない。
初めてのキャンプ場で、サイトの指定を妻に任せた結果、最下段の川沿いのサイトに。
まだ春だから川いらない。水場遠い。菜の花ガンガン生えている。
な感じだったけど、広いしいいかな。
で、設営。
暖かいしひとりで設営だからアメドとウィングタープ。
次男は虫捕りに行ってしまったので戦力にならない。
相変わらず風が強くグランドシートもペグで仮留めしないと広げることもできません。
インナー立ち上げた瞬間、強風で飛ばされかけて頭の高さまで持ち上がったテントを片手で押さえながら、これは撤退すべきかと思案します。
戻ってきた次男に手伝ってもらおうかとも思ったけど、次男ごと飛ばされそうだから1人で乗り切ることに。
ソッコーで四隅をペグダウンして固定するものの、テント歪みそう。
フライを被せていっぱいペグ打って、ひと段落。
土の地面が緩めだったので、使わないと思ってたなんかのオマケのプラペグが役に立っちゃった。
続いてウィングタープを立てようかと試みるも、2回ほど風に煽られ失敗し、3回目にソリステごとタープがぶっ飛んだところで、断念。
降水確率は低いし、タープなしでいくことに。
天気は良いけど風に当たってると少し寒い。
お腹を空かせた次男に上着を着せて、カップヌードルで温まります。
お腹が膨らんだところで、遊ぶぞ〜。
虫捕りしたり川で何か掬ったり。
何もいなさそうな川を掬うより、釣り堀がありますよと進言すると、よかろうと。
向かってみると、賑わってます。
優しいおばちゃんに受付けをしてもらい、多めの練り餌を貰って釣りますよ。
始めはウキが動くのをジッと待ってみたものの、動きなし。
目の前には色とりどりの鯉がウジャウジャいるのに引きがない。
でも、餌は食ってる。
そう言えば針に返しがついてない。
餌を小さめにして、食い付いた瞬間に合わせるようにすると、面白いように釣れます。
周りのパパ達がそこそこ苦戦してる中順調に釣り上げ、鯉釣りの天才なんじゃなかろうかと調子に乗って釣り続け、ふと次男を見ると飽きている。
妻長男チームの到着時刻も近づいていたので、切り上げます。受付に行って釣果を見せて、ジャンケンに勝つと、釣り上げた魚の数に応じてうまい棒が貰えます。
因みにジャンケンは、こちらが勝つまでやらせてくれます。
うまい棒なっとう味を食べながら、妻と長男チームを迎えに久留里駅まで。
車で3分。アクセスよし。
移動時間は3時間以上と長めなものの、東京駅からバスで一本。快適な旅だったもよう。
ただ、アクアラインの風はやはり凄かったみたい。
キャンプ場にいそいそと戻り、キャンプの続き。
次男と2人だと物静かだったサイトが、長男来た途端うっさい!
虫獲ったり、坂登ったりと、さっきまでおとなしかった次男も兄貴がいると楽しそう。
でもうっさい!
でも、楽しそうだからよし。
親も久しぶりのキャンプ場の雰囲気を楽しみながらのんびりします。
夕暮れを楽しみながら、夕飯の支度。
昨今はキャンプ飯も簡素化の流れが加速。
茹でたてスパゲッティーをクリーミーなタラコソースであえたパスタと、ふっくらと炊いたお米を優しく握り、醤油を垂らしながら焼き上げたであろう冷凍焼きおにぎりを炭火で炙り、シェーファーさんが丹精込めて作った体のウインナーをこれまた炭火で炙り、持ってきた野菜をテキトーに切ったサラダ。
子供たちは焼きおにぎりでお腹いっぱいとのことで、大量のパスタを処理する係になって、父もお腹いっぱい。
前日、会社の後輩としこたま飲んだ関係で、頭痛が継続していたのもあり、酒も進まず。
管理棟で仕入れたサイコーな薪で焚火を楽しみます。
子供たちも久しぶりの焚火が楽しそう。
花火も楽しみ、後片づけ。
シャワーの利用時間の確認を怠り、妻の不興を多めに買って、子供たちは管理棟の犬と戯れる。
おとなしい犬たちに子供たちは興味津々。
管理人さんたちが帰宅する時間になり一声かけると、順番に車に乗り込む看板犬たちに、子供たちも「かわいいねー。」
確かに賢いしかわいいと父も思うがしかし、自分ちにも犬がいるわけで、なんならサイトに戻ればいるわけなので、もっと遊んであげなさい。
サイトに戻り、細々としたものを片付けて、明日に備えて早めにテントへ。
明日は8時半受付けスタートのイチゴ狩りに行くことにしたので、早めに休まなきゃねで一瞬で就寝。
翌朝。
あーさーだーよーー!
で、6時頃。
近くのサイトでボール遊びに盛り上がる子供たちの声。
親、注意しろよ(-.-;)y-~~~
ま、起きる予定だったのでよいけど。
珍しく妻が早く起き、片付けを進めてくれててびっくり。
イチゴに対する意気込みを感じ、参戦します。
結露が酷くてフライの乾燥に手間取ったりもしたけど、8時過ぎには撤収。
うちもやればできるね。
で、向かうは大竹いちご園。
で、次男が狩り始めたのはカエル。
カエルがたくさん穫れたところで、イチゴ狩り開始。
こんなのや
こんなのを腹いっぱいになるまで食べます。
朝ごはん食べないできたので、いっぱい食べられるかなと思ってたけど、すぐにお腹いっぱいに。
イチゴ狩りに連れて行けとうるさかった長男は開始早々に「お腹いっぱい、暑い〜」だのと。
そんな長男のことは放っておいて、品種ごとの食べ比べをしたりとひとしきりイチゴ狩りを楽しんだ後は、カエル狩り。
カエルに満足して頂いた後は、どーしよう?
アクアラインが混む前に、海を渡ろうか?
などと予定も無いまま、車を走らせます。
途中、道の駅に寄って、みんなで足湯。
気持ちいいね。
足湯に浸かっても、やりたい事が特にないので、取り敢えず、海を越えて何処か寄りたいところがあったら寄って行こう。
海を越えたら、みんな爆睡してて、寄りたいところも出て来ないので、家に向かう。
家に着いたら、13時。
みんなおきろー。
「長男よ。サッカーの練習何時から?」
「13時から」
練習行ってこい!
長男にしてみれば、土日のサッカーの練習を休まずに、キャンプもできて念願のイチゴ狩りもできて足湯にも浸かれる。
それはそれは盛り沢山な休日でした。